221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 映画『Gravity』

親は泣ける

新春一発目の劇場鑑賞。岩瀬の兄貴と観てきました。わざわざ南町田のIMAXで『ゼロ・グラビティ』を。
激賞です。生涯5本指クラス。「映像だけでストーリーがない」って言ってる人はなにを観てるのかしら。あたしは十二分に物語としての魅力を感じましたけれども。



その日の午前中、早川兄さんに言われたんす。「観るなら吹き替えがいいよ」と。
その意味わかりました。“天地”がわかっちゃうってのはこの映画において非常によくない。つまりそれだけ宇宙感がハンパないってことです。
すごいです。ちょっと他に観たことない映画です。カズハはおれがみてるからちょっとおまいさん行っといでと家内を送り出したいです。子を持つ母親の立場からぜひ観ていただきたい。
90分という短さに生への執着がこれでもかと詰めこまれ、中だるみいっさいなしで呼吸を忘れるぐらい。宇宙映画を観て息するのを忘れるって作り手がもっとも求めるところでしょ。
宇多丸師匠の評論

ウタさんも言ってますがね、この映画こそ、映画が始まってから途中で入ってくるやつ射殺ですよ。もうホント入り口あたりで突っ立って見てて。お願い。逆にそっちのほうが浮遊感を味わえるかもよ。マジで邪魔しないで。遅れてこないでもどアタマ15分でポップコーン食ってるやつはね、えーっとね、まあどっか行って。
そしてそして、映画を鑑賞後に絶対に観てほしいこちら。本編のスピンオフです。

タイトルは「Aningaaq」。日本語にしたら「アニンガ」。
そうよ、それよ、あれなのよ、泣けるよ。
ぜひ劇場で観てください。この映画を映画館で観られる時代に生きていることを幸せに感じてください。
「ああ、観てよかった」と、心の底から思いました。そういう一本です。
おすすめです。