大衆酒場っていいよね。
最近のお気に入り番組『酒場放浪記』を観ていると、心の底からそう思うよ。
放送枠は月九ですよ月九。
キムラタク観るぐらいだったらBS-TBSでこっち観なさい。むしろこっちを録画なさい。
テキトーに3本みつくろったからあとはテキトーに自分でやって、って感じです。
焼き鳥食いたくなるし、日本酒飲みたくなるし、そこらの親父さんととりとめのないハナシをしたくなる。大衆酒場って、いいよなあ。
いやさ、おれにはさ、昔から言い続けてきた某があってさ、「この世で一番とは言わないけれど、かなり上位に食い込んでくる料理人は定食屋の親父だ」ってのがあるんだわ。
メニューの種類がハンパないでしょう。揚げ物から刺身から珍味から、麺類もご飯物もなんでも来いと。
それって大衆酒場の壁のメニューと同じだよ。“おしながき”ってやつだよ。たまらんね。
おれは思ったよ。
焼き鳥ってさ、やっぱり串からほぐしちゃいけないよ。あれはできるだけ回避したい風習だね。
何人かの場合、分け分けしやすいのはわかるけどさ、一人一串で食べたほうが美味しいよ。
食えない部位があったっていいじゃんか。食いたけりゃ次のターンで頼みなよ。ちょっと試したかったらかじらせてもらえ。
4人で焼き鳥いっても、各串を2本ずつ頼んで、後からバラせばいいよね、ってのがイヤだっつーハナシです。
つくねを2本頼んだら、そのターンでつくねを食えるのは2人だけですっつーハナシです。
以前、いきなりかじりはじめたら、「なんてまわりのことを考えない人なんでしょっ」みたいな目で見られたことある。
おまえはアホかと、バカなのかと。
そんなハナシを小一時間したってもよかったけれど、それこそ他の人に「なんてまわりのことを考えない人なんでしょっ」みたいな目で見られちゃうからやめた。
おとなだなあ。
おとなってのは、串をバラさないと思うよ。
