221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 『Eagle Eye』〜フジテレビ映画は全部大コケしてください

もうほんっとにひさびさに地上波で映画観た、気がする。
ケーブルでもなんもやってないしなーでなんとなく。

あらすじ──

コピーショップで働く青年ジェリーと法律事務所に勤めるレイチェルの元に、謎の女“アリア”から突然電話が入る。
次々と下される指令に、訳もわからず従うハメになったジェリーとレイチェルは、やがて引き合わされ行動を共にするように。
そんな彼らをFBIが執拗に追い……。

]


お話の題材は、これまでに何百回と繰り返されてきた“機械の反逆”です。それなりにスピード感があったので、それなりに気楽に観られました。
“機械の反逆”なんて手塚治虫からHAL9000からホントに使い古されたテーマですよ。それでも「ほほう」とうなったのは、“アリア”があの手この手で会話を読み取ろうとしたシーン。
密室にこもられ、モニター、スピーカーを切られ、電話線も引っこ抜かれ、読心術も角度が悪く、“アリア”が結局どうやって部屋の会話を聞いたかっつーと、マグカップのコーヒーの波紋から音声を判読したっていう。
まあお話自体はどうでもいいんです。シャイア・ラブーフねー、ぐらいなもんで。


そんなんじゃなくてアゴ外れたのが、結末およびその直後。おい、そんなんやっていいのかって本気でおもった。
結末おざなりにしといて同局系の映画宣伝に時間を割くんじゃねえよフジテレビのバカヤロウが。
織田なんとかが? アマルなんとかの続編で? スペインロケを敢行して?
あのさ、百歩譲ってそれはそれとしてさ、宣伝だって映画づくりの一部でしょう。
他の映画に対して敬意を示せよ。礼儀がなってねえんだよ。
そもそもテレビドラマを映画化したアレらを、喜んで観に行くひとは、数ある映画の中から、なぜ、それを、選ぶのだ。
選ぶ人間がとても多いから、続々と作られるのだよ。
なんかもう全部もったいない。