1987年米国映画『フルメタル・ジャケット』。
我らが巨匠、スタンリー・キューブリック監督作品でございます。
おれたちにおける、いや、おれにおけるミッキーマウスのポジションがちょっとだけ変わりそうです。
<ラスト数分、暗闇の中でのミッキーマウス・マーチ>はかなりくる。あれにはそれなりの理由がある。
生来必殺。まさに“BORN TO KILL”のアラワレでしょう。
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『フルメタル・ジャケット』の前半における、その“狂気”の権化がでぶっちょのレナードくんです。
彼、最高です。
半笑いの登場シーンから、とうとうイっちまって教官を撃ち殺す彼──最高です。
つーかこのヴィンセント・ドノフリオどっかで観たことあるぞって『LAW&ORDER クリミナル・インテント』の彼ではないか。いち時期毎晩観ていたじゃないか。
これが
こうなる。
大きくなったものです。
その彼に撃たれちまう鬼教官役のロナルド・リー・アーメイ。当初は出演する予定ではなく、軍隊教育のアドバイザーとして撮影現場にいたそうな。
あまりの罵詈雑言、迫力にキューブリックが感動(?)して、急きょ出演することになったとか。
ちなみにもともと教官役にアサインされていたのは、ヘリからベトコンを撃ちまくってた狙撃兵です。
とにかく逸話はいっぱいありますね。
<戸田奈津子のポンコツっぷり>を象徴したり、ミリタリーケイデンスの一般認知度を高めたり。
あれね、あれ。
「ファミコンウォーズが出るぞ かあちゃんたちには内緒だぞ」のあれね。あれをミリタリーケイデンス(military cadence)と呼ぶとのこと。
やばーい。ひさびさに観たけどいいCMダナー。<こちらです>。
ゲームボーイウォーズのCMは女性兵士。<こちら>。だはは♪
ああ、話は戻って『フルメタル・ジャケット』。
兎にも角にもおすすめです。