221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 降臨前夜〜当日朝

あ、つーか、当日のアレをまだ振り返ってなかったかしら。
えっと、だいたいのところはご存知かとおもうのですが、
物語は2月4日(金)の22時ごろから始まります──


■2月4日(金)

  • 22:00

家内から電話──「なんだかおなかが痛いのである」
間隔が短い? どんぐらい? え? 5分?
いきなり?
まずはご家族に声をかけましょう。
そして病院に行くかどうかを決めましょう。

  • 23:00

「病院いくー」
うちはうちで、いずれにしても始発で向かうこと決意。


■2月5日(土)

  • 24:00

義母から電話。
「院長先生が陣痛室入ってったからすぐに生まれそうよ?」
イコールそれって“kgちゃん間に合わないだろうからゆっくりおいで”の意。

  • 03:30

義母から電話。
「なかなかおりてこないってっから昼ぐらいになりそうよ?」
イコールそれって“kgちゃん間に合うだろうからゆっくりおいで”の意。

  • 04:50

自宅出発。
山手線の匂いに辟易。
新幹線の光景に辟易。
日本人とはこれほどまでに醜い衆人だったかしら。ひどすぎる。

  • 07:15

義母から電話。三河安城手前。
「kgちゃん! 今日の満潮は7:33よ!」
お、おう!

  • 07:36

名古屋上陸。名鉄名古屋駅までダッシュ

  • 07:41

名鉄に飛び乗る。

  • 08:08

太田川乗り換え。

  • 08:21

白沢到着。

  • 08:23

病院到着。
うがいと手洗いの後、2Fへ駆け上がると義父母がガラスケースにかぶりついとる。
「でてきたよー」
7時31分に、臨界点に達し、その瞬間、我々は父ちゃんと母ちゃんになりました。
1時間弱遅かった。でもべつにいいです。父ちゃんと母ちゃんになったのですから。

どう考えても彼女はかわいいですね──いまんとこ。
そしてまあなんとオトナ顔なことか。