1954年公開。言わずとしれた黒澤明監督作品。
鑑賞後からした感想によれば、ここまで三船を推さなくてもよくないか? のポスター。
野武士に意地悪をされて困り果てた農民が、腹いっぱい飯を食わせるからと腕のたつ侍を集めます。
一人目でデキた侍がつかまり、彼の言うところ「わしをいれて七人は必要じゃな」と。
ここでひよった親父だったら『三百人の侍』だったかもしれないわけだ。40騎の野伏せり相手に。ああ、なんて大人げない。
七人の中でしょっぱなに死ぬ平八を演じた千秋実。この方、『隠し砦の三悪人』の太平です。
うちに似ていると、自分でおもう。
後ろの久蔵(宮口精二)もたまらないです。最高です。
剣豪役なのに、撮影が始まる前までは剣道を含めて刀をにぎったことがなかったという。
結果、すげえ剣豪です。
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名作と言わなきゃ非国民、なんていう風潮もたしかにある、が、贔屓目に見たってよくできている作品です。ベースにあると言っていい。
「当時だから」ってのは、じゅうぶん評価に値するところですよ。