221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 ワタリガラスとカリブーと

風が吹き、種が落ち、大地に根を張るところに生の始まりをみる一本の木。
そんな木の最後は薪ストーブの暖炉の中だったりする。そんな一冊です。どんな一冊ですか。

旅をする木 (文春文庫)

旅をする木 (文春文庫)

おれは星野道夫氏が好きなのです。とても好きです。
ロシアにもアラスカにも、つまりはアリューシャン列島には縁もゆかりもないないけれど好きなのです。
写真しかりの文が好き。あたたかい。「ブッシュパイロットの死」の項などはとりわけあたたかい。
極限の世界に身を投じるひとは強くてあたたかいのだろう。きっと。
でもきっと、すんげぇ性格の悪い冒険家だっているんだろう。