風が吹き、種が落ち、大地に根を張るところに生の始まりをみる一本の木。
そんな木の最後は薪ストーブの暖炉の中だったりする。そんな一冊です。どんな一冊ですか。
- 作者: 星野道夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 文庫
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ロシアにもアラスカにも、つまりはアリューシャン列島には縁もゆかりもないないけれど好きなのです。
写真しかりの文が好き。あたたかい。「ブッシュパイロットの死」の項などはとりわけあたたかい。
極限の世界に身を投じるひとは強くてあたたかいのだろう。きっと。
でもきっと、すんげぇ性格の悪い冒険家だっているんだろう。