221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 背負うものが重いから

最初なにが起きたのかわかりませんでした。
あ? みんな爺さん婆さ……え?

葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)

文章でしかありえないどんでん返しはなかなか。
いや、どんでん返っちゃいないか。こちらが勝手に抱いた先入観の賜物か。
お話自体はまあいいんです。ミステリーと銘打ってはいるものの、密室がどーした、時刻表がポンしたなどというもんじゃないので。
「実はこーゆーことだったのよーん」とほくそ笑む作者による叙述トリックがすべてであって。
時代を象徴する犯罪(霊感商法)をうまいことつかってます。本人の昔話なども見事に伏線。まあそいつはホントに昔の話なのだけども。あ。
もう一回アタマから、さらっとでも読みなおそうかとおもふ。