年が明けてから、一応の努力を続けていることがある。
タバコを吸わないのはそんなに努力でもない。ときどき訪れる“波”において、「あぁきっとこういう瞬間に火をつけていたのだなあ」と目を細めるぐらいだ。
実は豆腐を食っている。
「キライな食べ物は？」と聞かれれば即答で「豆腐ともやし」と答えていたあたしである。
味がないからな。意味がわからない。その存在の。
だがしかし、肉体改造のためにはしかたないのである。そう言い聞かせるのである。
「ごめん、ちょっとお酒やめたんだ」なんて言ったら「えぇ〜！」だの「変わったねぇ」だの「アンタなんてもうキライよぷんすか」ってことになる。ならないかもしれないが、なる。
「ごめん、冷奴追加で」なんて言ったら「えぇ〜！」だの「変わったねぇ」だの「豆腐が食えないアンタが好きだったのにぷんすか」ってことになる。いや、これはまあ確実にならない。起こりえない。
ということで、そんなに、悪影響もないだろうから、おれは、食うことにしたのだ、豆腐を。
「豆が腐ったのが納豆で、豆が納まってるのが豆腐じゃないの？」というちびっこ電話相談室的な議題は今号の“アニキ”に書いたから読んでみてくれ。
今回もまた、超テキトーだ。
＊＊＊
「架電」って言葉知ってます？
“カデン”と読みますそいつのそれは、どうやらどっこい“電話をかける”ということを意味するらしい。
「いつもお世話になっております。221です。先ほどお電話した件ですが……」
というのを
「架電の件ですが……」と略す（？）らしい。
うーん、聞いたことないな。
でもけっこういるらしい。
