高砂淳二さんの写真展にいきました。
★＜高砂淳二写真展「Pacific Islands」＞
先週末に北海道で開催されていた「第5回太平洋・島サミット」の記念展示だそうで。
パラオ、フィジー、キリバス、サモア、バヌアツなどなど、いわゆる南太平洋に浮かぶ島々をめぐり、陸の上、海の中を問わずの写真がたくさんたくさん。
（失礼に聞こえるかもだが）あまりにも立体的で、二次元のシロモノだとはとうていおもえないそれらの写真はヒジョーに素晴らしかった。
特に“スパニッシュ・ダンサー”。あたしウミウシちゃん大好き♪
島もいいなあっておもったよ。帰りに沖縄料理を選んだのは自然な流れだよ。
あたしのイチオシは世界で3番目に小さい国「ニウエ」。ちなみに最小はバチカン市国で二番はモナコ公国だ。
日本政府はニウエを国家とみなしていないという。国連にも加盟していない。
政府自体のことは認めているが、国家として認めていないので国交がないという。うーん、じゃあ国交って結局なんなんだ？
外交関係がなければ国交がないと？ でも、足を踏み入れることはできる。うーん、うーん。
ちなみにニウエが唯一国交を結んでいるのが中国。それも2007年の12月っていうから、かなり最近の話ですわ。
ニウエがらみでおもろいネタをもうひとつ。
ニウエは世界最大の「ポルノ大国」でもある。
ニウエにはインターネットのカントリードメイン「nu」を割り当てられている。
だが、ニウエではほとんど使いようがないので、とあるアメリカの団体にドメインの登録管理権を譲り渡し、観光産業に代わる島の収入源にしようとした。
その結果、「nu」はヌードを連想するということでアダルト業者の人気を集め、「nu」ドメインのアダルトサイトは、約300万ページで世界第4位。これを人口1人あたりに換算すると1638ページでダントツの世界第1位。
ちなみに日本の「jp」はのべ270万ページ（人口1人あたり0.02ページ）。
ソースは＜こちら＞。ほへー。
このアメリカの団体ってやつは、「nu」ドメインを売って稼いだ800万ドルのうち、中継局の建設やネット接続無料サービスなどで、ニウエに150万ドルを還元したらしい。
だけど「教育や医療充実のための還元を求める」とするニウエ政府に対しては、「収益はネット普及のためだけに使う」とそれを拒否。
ポルノ大国の濡れ衣を着せられたニウエ人の間では、「アメリカ人に騙された」という声が挙がっているとかなんとか。
ほへー。
