221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 でもいまは

ただのナマズと思うなよ (文春文庫)

ただのナマズと思うなよ (文春文庫)

モノゴトを考えるには、ときにその対象を大きくしたり小さくしてみればいいとのこと。
たとえばアマゾン川流域に住む大蛇アナコンダは最大でも14mまでしか成長できず、それ以上の大きさでは生きていけないという。
なぜか。
たとえばこれを1kmの蛇として、そいつのシッポになにか獰猛な生き物が噛みついたとする。
長さ1kmのそいつは噛みつかれてから「痛い!」と感じるまでに約90秒かかるという。痛さの信号は神経を伝わってくるからね。
「イタタタタ」と感じ、「こいつはヤバいシッポを動かそう」と、シッポの筋肉まで「移動!」の信号を届けるのにまた約90秒かかってしまう。
つまり3分もあれば、長さ1kmのアナコンダは、50mくらいそいつにガジガジかじられてしまうのだ。だから長さ1kmのアナコンダは生存できないのだ。生きられる限界が14mなんだ。きっと。
地球を直径1mの球体としたら太陽は東京ドームぐらい。
水星は40cmで金星は95cmぐらいで冥王星は25cmぐらい。
月はビーチボールぐらいの大きさで、地球から30mぐらいのところをまわってる。
そう、5,6年前のベストセラー『世界がもし100人の村だったら』と同じ考え方ですね。わかりやすいですね。
考えてみたら分数の足し算もそうだよなあ。とりあえず分母そろえるためにおっきくしてみるもんなぁ。
ふたりの間の最大公約数も大事だけど、最小公倍数も捨てたもんじゃない。