221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 まわりこまれた!

夏の吐息

夏の吐息

帯に書いてあるような「もうこれ以上の作品は書けないかもあたし云々」がホントだとしたらオレの目ん玉はガラス玉だ。いままで誉めちぎってスミマセンてなもんです。
いやー、収録されている6編はガンくびそろえて普通。非常に普通だわよ。ひいてはたいしたことないといえる。
ほかのだれもが書きそうな普通の不倫とか普通の自殺とか普通の生活は別に求めてないのです。
その普通ってやつがチミのとなえるまほうによっていきのねをとめられるわけです。←の後半、ザキなノリで。
描写はあいかわらず美しいんだけどねぇ、匂いが足りないんだねぇ。草原に吹いた一陣の風が頬を両手で包み込むように春の訪れを告げ……るかバカ!
まあそんな感じ。