- 作者: 小池真理子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 文庫
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案の定、人妻と旦那の親友が恋仲になり、それを知ってゆすろうとした元家政婦を殺してしまうのです。まさに案の定だコノヤロー。
運命が耳元で囁いたその瞬間に機会が訪れたからこそ命を奪うしか選択肢がなかったけれど、もしかしたら周到な準備を練った結果、絶好の機会がやってきたのかもしれない。彼が私と同じように考えていたかはわからないから。的な。
人を殺生するぐらい追い詰められた人間が起こす行動ってのは、人を殺生するぐらい追い詰められたことがない人間には想像つかないものでしかるべき。
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例の秋葉原の事件で、オレの友人(戦友)の知人の息子さんが命を奪われた。
なぜ、ああいったことができるのかなんて本人のイカれた思考回路によって導き出された答えにしか答えはないんだろうが間接的にでも事件を自分のこととして受け入れなくっちゃならないオレはお前へ想いをどう伝えればいい?
“起こらないことはない”と考える私ですからして、いかなる可能性も人の中には潜んでいると考えている。それは血液型も親の育て方も好きな体位も関係ねえ。
てめえがてめえの生き方にどんだけ期待してるかだろうよクソッタレ。