空港で駄々こねた先輩がいた

月の扉 (光文社文庫)

ハイジャックしたのは容疑者の解放を要求するわけでなく、本来は無実の罪に問われているその人を指定の場所に連れてこさせるためだとな。ほへー。
傷を負っている子どもたちを癒すキャンプが沖縄で開かれていると。そのリーダーはとても力を持っていると。癒しの。
教祖さまじゃないんだろ。それはわかる。
ただ、皆既月食の日に“あちら”と“こちら”が通じる扉が開くなんて言われた日にゃなんとなく目をつぶりたくなりますよ。
エントロピーってのもわかる。ただ同じ理由で「再生の世界」はいかん。
死んだ人間とはだれも交信したことないからそっちの世界についてはなにもわからないんだよ、オフィシャルには。
まぁ当然物語なわけでして、目くじら立てずにイルカ（なごり雪）はいい曲で、そんなマジになるなよおとっつぁんってな具合なんですがね。
まぁ言わせといてくださいよ。物語なんだから。