- 作者: 天童荒太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01/28
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 109回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
目を背けずに直視すべき事柄がそこに多く存在する。それゆえ読後の不快感はまったくと言っていいほどない。ま、これからどうなるかわからんがね。。。
子殺し、親殺し。家族内で殺人が起きるだなんて、身近な世界(自分にとっての“普通”)では起こりようがないと思ってるが、ありえないことではない。だって人だからね。突然気が狂うか爆発するかわからんぜ。
ゆえに「人のせいにするな、全部自分のせいだ」と考えられれば気持ちが楽になる。
でもオレは後半部分に“少なくとも半分は”という逃げ道を作っている。
そしてそれはずるい考えではないと信じている。