- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/08
- メディア: 文庫
- 購入: 10人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (347件) を見る
いま読んでる『家族狩り』(天童荒太)と同じく家族モノなんですがね。ある意味同じく荒れ荒れなんですがね。まあ全然違う家族モノなんですね。
隠し事をしないという取り決めをして、見事なまでにそれを守っている家族は、その実隠し事だらけだと。
各章が家族一人ひとり+家庭教師からの目線から描かれているうえ、1章から進んでいく時間軸になっているため、その絵は非常に頭の中で描きやすい。
しかしなにを訴えかけたいのかを読者に投げすぎだと感じたよ。だから他の角田選手本を読まなくちゃだなぁ。
映画化はしやすそうだなと思ったらされてた。小泉&板尾ですか。ほっほう。
まあ観る機会は少ないでしょう。