2007-03-31 海はとても大きい impressions 光射す海 (新潮文庫)作者: 鈴木光司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/05メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る読み終えてからタイトルを眺めると、それが素晴らしいものに思えるときがある。コレもソレだった。たしかに“光射す海”だよなあ。 男と女が別れ、片方は海原へ、片方は精神病院へ。結局のところふたりは再び結ばれるわけだが、いいね鈴木光司。読む人によって主人公が変わるだろうな 極限状態に陥ったのち、相手の目にうつる世界を理解するのは、より深い部分でのそれだということなんでしょう。 お互いにわかりあうということがどれだけ難しいのかって考えてしまうよ。うひょ。