- 作者: 伊集院静
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/08/02
- メディア: 文庫
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「こりゃ無理かな」と思って違う本を読んだの。んでももう一回がんばってみたの。そしたらなかなかだったのね。珍しい。
鎌倉って独自のイメージを持ってる街だと思う。
数回しか訪れたことがないのでなんとも言えないのがもどかしいが、閑静だの風流だの情緒だのって表現されがち、な気がする。
そんな鎌倉を舞台にしたこのお話。
たしかに静けさに満ち、一見美をさりげなく表しているように感じるが、実はかなりダーク。
人のエゴを恋や病や死によって浮き彫りにしているお話、に思える。