新も旧も左も右も

鏡の中のガラスの船 (講談社文庫)

ツェッペリンだのストーンズだのジェフ・ベックはオレにもわかる。
でもね、学生運動はわからんのよ。セクトって？　核マル派？　内ゲバとは？
お話の中心がそこにあったりするので、どーも感情移入しずらいってーか、そもそもオレ純文学って無理だし。拒否反応ビンビンですし。
なに言ってんだかよくわからんひとり言が多い、と感じてしまう。深読みしようと思えばいくらでもできるんだけどそこに正解は見えてこない、みたいな。
人それぞれの受け取り方があるって言っちゃえばそれまでなんだけどさ。読む人に“投げ”すぎじゃあないかしら、と。
なんてことを前にも書いたような気がする。