胸糞よくはなくもない

コラムニストと呼ばれて―横森理香の辛口コラム集 (扶桑社文庫)

たしかに辛口ではあるがすべてがすべてに納得のいく辛口加減ではない。たとえていうなら、カレー作ってんのになんでワサビ入れちゃってんの？　みたいな。
とはいえ読み進めていくにつれなかなか面白くなってきたのだ。
なんでかって考えたら、身近にいる人の文体に似ていることに気づいたのだ。
まあそれが誰かってーとyaaさんだったりwtbだったりするわけだが、つまりあんたらコラムニストを名乗れるよ、と。表に出せば。日記を。ばんじゃーい。
いろいろな雑誌に載せたコラム（エッセイ）をかき集めた一冊なので、合うもの合わないものがあるのはまあ当然なのかしらと思ったりもする。
そして日本における“コラム”ってのがエッセイとほぼ同意なのはいたしかたないところなんだろうな。
はたして数年後、オラは「○○の221さん」になっているのかしら。
主夫かしら。主婦かしら。