- 作者: 開高健
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1983/05
- メディア: 文庫
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正直、読み進めるのになかなか体力を使った一冊。文章表現がうまいのはさすがだが、内面の心理描写が重いんだよね。重苦しい内容ではないんだが、肩がこる。
結局ジャーナリスト(らしい)主人公は戦地に赴く(ような)のだが、ベースにベトナム戦争があるにも関わらず、会話がほぼ密室で行われるため、なんとも全容が見えてきません。
ただ、いずれまた手に取るんだろうなあ、と思わせる力はありました。
燃え上がる旅ボンだと思ったオレには、素敵なカウンターパンチだったけどさ。