ツバキハウス

けっこう凄い人 (新潮文庫)

泉麻人が“けっこうスゴイ人”にインタビューをし、『週刊新潮』かなんかに連載をしていたものを文庫化。挿絵は本編最後の取材先、蛭子能収だー。
文体、会話の内容はまあまあ面白いんだけど、蛭子さんのこの絵がねー。あまりにも話の内容に沿いすぎていて面白くない。似てる似てないはこの際置いておいて。
いとうせいこう、みうらじゅんなど、アッチ系サブカルはまあいいとして、柴門ふみや秋元康、高橋名人などジャンルはバラバラ、時代は古めだ。
「ムゲン」「ビブロス」から始まったいわゆるディスコ。
その時代の申し子たる泉麻人と同年代の著名人の会話を聞いていると、なんだか浅田次郎の『霞町物語』な世界に入れそうで入店拒否される、みたいな。