221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 伝統芸能推進派

所詮クマだもの

土曜日、将来の人間国宝を噂される小・中の同級生、能楽師a9cのライブ、もとい舞台を観にいく。向かうは東中野の「梅若能楽学院会館」。サイトはこちらでし。
能だけじゃなくて狂言とか前囃子もやっておなかいっぱい。狂言って面白いんだなあ。腹をかかえて笑うような面白さね。
そしてやつが太鼓をたたく姿はね、まさに勇姿でしたよとてもカッコイイ。こたつの上のポンジュースにガン切れしていた人とは思えないよ。うんうん。
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ちなみに演目(っていうのか?)は「柏崎」と「葵上」でした。

  • 柏崎(かしわざき)

越後国新潟県)柏崎の領主の従者が鎌倉から帰国し、主人である柏崎の領主が鎌倉で急逝したことを領主の妻に報告します。
それを聞いた領主の妻は夫の死を受け入れることなどできないと嘆き悲しみ、さらに父の死を嘆いて出家するという息子花若からの手紙を目にして、夫と息子という愛する二人を一度に失った領主の妻の嘆きは、わが子への恨みに変わる……。

  • 葵上(あおいのうえ)

光源氏正室である左大臣の娘「葵上」は、正体不明の物怪に取り憑かれたため重い病の床にある。
その正体を知るため、梓の弓を鳴らして物怪を呼び寄せると、葵上の枕辺に現れたのは六條御息所の生霊であった。
葵上の容態が悪化し、強力な法力を持つ横川の小聖を招いて祈祷により六條御息所を退散させようとする。
祈祷により生霊から鬼女の姿に変化を遂げ、葵上の命を今まさに取らんとする六條御息所。しかし、小聖の祈りで鬼女は心を和らげ成仏し……。

恨んだり、祈ったり、鬼が出てきたり大変な騒ぎです。昔の人って大変ね。
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その後、mik嬢宅にa9c先生をお招きして作ったこともない鶏肉料理を喰わせる。なにが足りないってどんぶり飯だったね。
能楽に関するあれこれを教えてもらい、阪神のボロ負けにご立腹ののち、先生はお帰りになられました。
月末また行きますぜ。 (22/Oct/2005)