221kgの海と空

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 妾文化

人間万事塞翁が丙午 (新潮文庫)

人間万事塞翁が丙午 (新潮文庫)

第85回直木賞を受賞した前都知事の著書。どうやら自伝がかったものらしいね。
青島幸男の生家が小説内に出てくる仕出し弁当屋「弁菊」だそうな。
舞台が昭和初期ということもあり、性別の違いはあるが宮本輝の『流転の海』シリーズを彷彿させる人間ドラマ、とは言いすぎです、はい。
二回送られてくる赤紙もサクっと流れちゃうんだよなー。主人公も影がうすすぎ。だって名前覚えてないもん。
対象と訴えかけるものが見えてこない本でした。