2005-09-18 妾文化 impressions 人間万事塞翁が丙午 (新潮文庫)作者: 青島幸男出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/08メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る第85回直木賞を受賞した前都知事の著書。どうやら自伝がかったものらしいね。 青島幸男の生家が小説内に出てくる仕出し弁当屋「弁菊」だそうな。 舞台が昭和初期ということもあり、性別の違いはあるが宮本輝の『流転の海』シリーズを彷彿させる人間ドラマ、とは言いすぎです、はい。 二回送られてくる赤紙もサクっと流れちゃうんだよなー。主人公も影がうすすぎ。だって名前覚えてないもん。 対象と訴えかけるものが見えてこない本でした。