ヒューマニズムじゃ腹は膨れん

狂気の沙汰も金次第 (新潮文庫)

30年前に『夕刊フジ』に連載されていたコラムを書籍化したもの。イラストは山藤章二。たんなる身辺雑記ではないところが面白いのです。
先日の日記で紹介した『腹立半分日記』のところでも書いたが、筒井康隆の交友関係がすごくよくわかる。主語が“ぼく”である以上、あたりまえのことなんだけどね。
これは月〜土の毎日連載されていたみたい。かかりっきりになっちまったそうな。毎日連載は……厳しいなあ。やりたいけどやりたくないなあ。
「大便」、「痰壷」、「蛔虫」の回は心して読むように。そして食事中には読まないように。
まあ、題名を見てもらえれば、ぼくがなにを言いたいかわかってもらえると思うが。。。