221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 波が見えるぞ、調子の波が

腹立半分日記 (文春文庫)

腹立半分日記 (文春文庫)

編集者や作家が実名で登場。嫌がった人もいたろうに。でもしょうがないか、日記だしね。
いやいや、本来の日記のあるべき姿ってのは門外不出、不倶戴天、ふぐ対てんぷらってなもんですよ。
いやいや、間違ってるってことはわかってますから気にしないように。
ホントにただの日記なんすよ。その狙いは、いち時代、コミュニティのシーンを個人の日記という超主観から眺めてみるところにあると。
SF小説創世記だった(らしい)からね。星新一小松左京などなど、大家の名前がごろごろです。作家じゃないがタモリ小林亜星も。表に出てこない人脈が目に浮かぶ。
『面白半分』の編集者、佐藤嘉尚氏が筒井家を訪れる、というくだりなんか意味もなく、なんとなくニヤリ。
でもその当時の担当編集長が筒井本人だったわけで。ニヤリとする必要もなさそうで。