- 作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/04/26
- メディア: コミック
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田鷲警部が出てきたり、お茶の水博士もやっと登場したりと、思わずニヤリとしてしまうのはしょうがないことで。
物語そのものもさることながら、巻末の手塚眞の文章も興味深く読んでしまった。
最初、この「浦沢直樹×手塚治虫」の話をされたとき、アトムの誕生日(2003年4月7日)にあわせたイベントの一環として受け取ったそうな。そして一回断った。
しかし浦沢直樹が「下書きを描くから見てくれ」と。結局はその熱意に負けて、手塚眞は承諾をするのだが、その条件として「浦沢直樹が描くキャラクターを登場させてくれ」というお願いをした。
下書きってやつでは、お茶の水博士は誰が見てもわかるようなお茶の水博士であり、アトム、ゲジヒトも然りだったそう。
そんな話を聞いて、読後直後のオレは震えたね。見事です浦沢直樹。手塚治虫の背中はもうすぐそこ。