佐野 洋 『死体が二つ』 ISBN:4041312302
そのタイトルの通り、各話に死体が二つでてくる。“妻と夫”だったり“投手と捕手”だったり“作家と編集者”だったり。二つの死体が必ずしもその二人ではないところがミソなんだけどね。
1984年の本です。かなり古いが古めかしさはあまり感じない。いい本、面白いと思う本のとっては、その新旧は足かせにならない。それが小説のすげぇところだと思うのだす。
ビジネス書だとか指南書はどうしても……ね。移り変わりが激しいぶん、そこらへんはシビアになるんだけど。