2005-02-22 轢くなよっ! 小川洋子『ブラフマンの埋葬』 猫でも犬でもないブラフマン。尻尾は身体の1.2倍の長さで、水かきがついていて、トイレとおやつの区別もつかないブラフマン。 “僕”とブラフマン、そして碑文彫刻師や<創作者の家>へ訪れる人々を中心にした、ぬくもりある物語です。 風と草原なイメージ。墓石であったり、死者の魂を祭る祭壇、のような話題はでてくるが、全編を通してのイメージは「風と草」っす、僕はね。